2008-07-07
■日米首脳会談…拉致問題に関して、ブッシュ大統領から「日本にとっていかにデリケートな問題であるかは十分承知している。日本を見捨てることはない」というありがたいお言葉を頂戴しましたね。まぁ、ただの「リップサービス」なんでしょうけど。
■まぁ、想像通り、対照的な社説を2つ…
■日米関係―ブッシュ時代の夕暮れ(朝日新聞)
それにしても、ブッシュ時代の日米関係は、米国の外交路線に振り回されてきた7年半ではなかったか。
9・11同時テロの後、当時の小泉政権はブッシュ氏の掲げた「テロとの戦争」に協力した。欧州主要国と米国との間に亀裂を生んだイラク戦争を支持し、国論を二分したまま、戦闘状態が続くイラクに自衛隊を派遣した。
その背景にあった大きな要素が北朝鮮問題だった。
国際社会で評判の良くないイラク戦争で米国に協力すれば、日本の安全保障に重大な影響がある北朝鮮問題で米国の支援を確かなものにできる。そういう考えがあってのことだろう。
だが、結果として、イラクの泥沼状況が続く中で、北朝鮮は弾道ミサイルの発射実験をし、核実験まで強行して、危機は深まってしまった。拉致問題も足踏みが続く。
日本外交が米国頼みなのは今に始まったことではない。しかし、米国が国際協調を重んじ、力の行使に慎重である限りはいいが、単独行動主義に走ると並走するのは容易ではない。
国際政治は、ますます複雑な方程式になりつつある。中国の急速な台頭に加えて、インドが成長を加速し、ロシアも再び存在感を増している。21世紀のアジアが安定と繁栄の道を走り続けられるかどうか、予断を許さない。
福田首相は中国との関係を改善の軌道にのせ、米国一辺倒だった小泉時代の路線を改めようとしているかに見える。だが、持論である日米関係とアジア外交がプラスに作用し合う「共鳴」はまだこれからだ。
日米関係は基軸であり続けるが、「日米」だけですべては解決できない。その限界を学んだことがこの7年半の教訓ではないか。
アメリカにこれだけ尽くしたのに、このざまだからね。まぁ、アジア外交はそりゃ重要で、外交の方向性としては正しいんだろう。ただ、拉致に限定すれば、アジア外交を強化したところで解決するわけもないが。
■日米首脳会談 拉致でどう協力するのか(産経新聞)
危惧するのは、日米同盟の強化をうたいあげたにもかかわらず、同盟関係の弱体化が見え隠れしていることだ。
一つは、米国が日米同盟より、多国間協議により重心を置いているように見えることだ。拉致問題に関しても大統領は6カ国協議参加国による圧力に言及したが、中国とロシアは距離を置いており、実効性を持たないからである。
もう一つは、日本が同盟関係を強固にする努力を払っていないことだ。日本は、米国に向かう弾道ミサイルを集団的自衛権の行使に抵触するとして迎撃しないとしている。これでは頼りになる同盟国とはみられまい。
温暖化問題や原油高など、日米が協力せねばならない課題は山積している。同盟関係を揺るぎなくすることを最優先すべきだ。
もうね、切なくて見てらんない…自分よりも、他の人たちと仲良くしてるのは、自分が仲良くしようと努力していないからだってね。アメリカからしたら日本はお友だちの1人なのだが、日本はアメリカしか見えていないんだ。日本…かわいそう…
■ついで…こんな記事も見つけた。
田岡俊次:「6者協議体制」が定着に向かう 米中連携で形骸化する日米同盟(AERA 2008年7月7日)
ライス米国務長官は米誌「フォーリン・アフェアーズ」7・8月号の論文(朝日新聞社「論座」8月号に全文掲載)で、
「6者協議のメンバー国はこうした協調の枠組みを、北東アジアの平和と安全保障に関するメカニズムとして制度化することで、この地域における最初の安全保障フォーラムに向けた第一歩としたいと考えている」
と述べている。
一見結構に聞こえるが、6者協議は米国が中国に議長国となるよう求め、中国と密接に連絡を取りつつ会議と交渉を進めてきたものだ。「6者協議体制」が東アジアの枠組みとなれば、米国の後押しを受け、中国が「東亜の議長」の座に就くことになりかねない。6者協議で拉致にこだわった日本は疎外されたが、次に控える朝鮮戦争休戦協定を平和条約にする会議には、戦った北朝鮮、韓国、米国、中国が参加し、日本は当然参加できないだろう。5年間におよぶ難しい6者協議をなんとかまとめたことで、中国は米国の信頼を得て、外交上の地歩を固め、平和条約の会議でも中心的役割を演じることになりそうだ。
国際政治は「敵の敵は味方」という単純な原理で動いてきた。日米共通の脅威だったソ連はすでに崩壊し、東アジアで米中連携体制が確立すれば、日米同盟の意味は一層薄れる。米国は日本の基地を日本の負担で確保したいから、同盟関係の解消を言うことはないだろうが、同盟は形骸化しそうだ。
涙。
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2008-07-02
■<東国原知事>「体罰は愛のムチ」発言に賛否40件 宮崎女性ネットは公開質問状(毎日新聞)
問題の発言は、先月18日の県議会本会議後、記者団に対し「昔はげんこつで教えられたが、最近はできなくなっている。愛のムチ条例はできないか」と体罰肯定ともとれる発言をしたもの。
県によると、1日までに届いたファクスやメールなどは約40件で、特に県外と女性からのものが多いという。知事の発言を容認する意見は約4割という。
また、男女共同参画推進を目指す団体「宮崎女性ネットワーク」の有志5人は先月30日、知事あてに公開質問状を郵送した。「暴力容認とも取れる発言は、影響が大きい。知事としてあるまじき軽率な発言だ」などとして、3点の質問に文書で回答するよう求めている。県は「質問状が届いていないので内容を読んで対応したい」としている。
まぁ、こんなんでいちいち抗議するのって、そんなにやることがないのかと思ってしまうけどな。しかも、まずいことに、「男女共同参画推進を目指す団体」とある。「これだからバカフェミは…」って声が聞こえてきそうだ。
■「愛のムチ条例」なんてできっこないじゃないか。線引きが不可能だもん(おしりペンペンは30回までとか決めるつもりか)。お墨付きを得たぞってんで、過剰にやってしまう教師が出てくるのは必然だ。
■そもそも、ガキんちょを体罰で懲らしめても、教育上のメリットあんのか、人格形成にプラスすることはないと思うけどな。殴られて恨みこそするが、反省するなんて考えにくいがねぇ…殴られて反省に至るような「優等生」ならば口で言ってもわかってくれるよ。ま、抑止力は確実にあるんで、教員の手間が省けるっていうのはあるだろうが。あとは、大きくなったときに、「あいつによく殴られた」って思い出話に花が咲くぐらいのもんじゃないの?
■このての体罰容認論ってのは、「俺(私)たちの時代はよく殴られた」式の懐古主義からくるように思えるけどね。頑固親父、カムバ~ック。いや、ほんと、年はとりたくないものです。
【おまけ】こんな発言もしてたんだね…
東国原・宮崎県知事:「徴兵制」発言に抗議殺到 県に235件(毎日新聞2007/12/05)
宮崎県の東国原英夫知事が「徴兵制があってしかるべきだ」などと発言した問題で、県に235件(3日午後5時現在)の意見が殺到し、うち約6割が「発言は不適切だ」など抗議の内容であることがわかった。
知事は先月28日夜、宮崎市での建設業者との座談会で「徴兵制があってしかるべきだ。若者にはある時期、規律を重んじる機関で教育することが重要だ」と発言。県秘書広報課によると、翌日には100件超の電話やメールが県に殺到し、30日にも約60件あった。今月に入り沈静化しているが、1~3日に計46件あったという。
6割の約140件は「知事の言いたい趣旨は理解するが、徴兵制の言葉を使うのは不適正」「知事は『戦争放棄』を明記した憲法を順守する義務がある」などの反対だった。一方、「徴兵制の意見はもっともだ」など賛成する意見も3割(約70件)で、1割は賛否をはっきりさせていなかった。
「規律を重んじる機関で教育することが重要」だから「徴兵制があってしかるべき」ってのも、素敵な論理展開だ。橋下知事同様、軍隊こそ最高の教育機関っていう考えの持ち主か(参照:橋下知事:自衛隊研修)。
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2008-07-02
■窪塚ライブ「反抗していくから分かれ!」(日刊スポーツ)
卍LINE(マンジライン)の名でレゲエ歌手として活動中の俳優窪塚洋介(29)が1日、東京・渋谷のHMVでデビューアルバム「卍LINE」の発売記念ライブを行った。3年前から1年に100本ペースでライブを行ってきたが、報道陣の前で歌うのは初めて。「今日は、メディアの人もたくさん来ています」とあいさつし、メディア批判の楽曲「韻 DE KILL TV」を披露。「♪テレビの常識非常識~芸能界は洗脳会」など、窪塚独特の歌詞でシャウトし、最後はカメラの前でピースサインをする一幕もあった。
窪塚はこれまで「大麻は奇跡の草」「ピースな愛のバイブス」など自由奔放な発言が取りざたされてきたが、マンジラインとしても「窪塚語」が全開。「バビロン(社会の意味)や、絶対許しちゃいけないこと、世の中を住みやすくするために、音楽を通して言っていく。レベル(反抗の意味)ミュージックだから。反抗していくから分かれ!」「現場で酒飲んで騒ぐと世界が良くなると信じている」など、独特な言い回しで集まった200人のファンに訴えた。
最後はファン全員と、こぶしとこぶしを合わせる「ヤーマン(ジャマイカのあいさつ言葉)」を行った。「オレがヤーマンするのは、自分を信じて気合入れて生きていくヤツだけなんで。そこんとこヨロシク」と「強く生きろ」のメッセージを残した。
我らが窪塚クンが久々にかましてくれましたね。「ファン」としては嬉しい限りです。重力に「反抗」してダイブしたのも今は昔…「強く生きろ」だなんて、ずいぶんとたくましくなったものです。
■メディアに公開しときながら、メディア批判をして、かと思えば、カメラにピースサインだ…情緒不安定としか思えないが、彼の言う「反抗」が何なのか…興味は尽きませんね。
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2008-07-02
■<落書き>伊紙「あり得ない」 日本の厳罰処分に(毎日新聞)
「教員、大聖堂に落書きで解任の危機」--。イタリア・フィレンツェの大聖堂に落書きをした日本人が、日本国内で停学や務めていた野球部監督の解任など厳しい処分を受けていることに対し、イタリアでは「わが国ではあり得ない厳罰」との驚きが広がっている。
イタリアの新聞各紙は1日、1面でカラー写真などを使い一斉に報道。メッサジェロ紙は「集団責任を重んじる日本社会の『げんこつ』はあまりに硬く、若い学生も容赦しなかった」と報じる。
フィレンツェに限らず、イタリアでは古代遺跡はスプレーにまみれ、アルプスの山々には石を組んだ文字があふれる。その大半がイタリア人によるものだ。同紙は「日本のメディアによる騒ぎは過剰だ」と、日本人の措置の厳しさに疑問を投げ掛けた。コリエレ・デラ・セラ紙も「行為はひどいが、解任や停学はやり過ぎ」と論評した。
一方でレプブリカ紙によると、大聖堂の技術責任者、ビアンキーニ氏は「日本の出来事は、落書きが合法と思っているイタリア人にはいい教訓だ」と語った。
これ、なかなか面白い記事だ。
■いろんな要因が考えられると思う。イタリアのことを知らないのでわからないが、まず単純にイタリアよりも日本は落書きが少なく、厳しいのかもしれない。
■森永卓郎さんがスーパーモーニングで「日本人は世界遺産と聞いてすごいと思ってしまうけど、イタリアは世界遺産だらけなんですよ。法律上はたしかに犯罪だけど、それ(落書き)ぐらいたいしたことねえじゃねえかというのがイタリア人の国民性です」(J-cast経由)と発言したらしい(イタリアでの扱いを知ったうえでの発言かどうかは不明)。大沢孝征(弁護士)さんは「言いすぎですよ」「たくさんあるからいいってもんじゃないでしょ」とたしなめたそうだが、森永説は十分に説得力を持っている。さすがは「ラテン系エコノミスト」である。
■個人的に思ったのは、いわゆる「恥の文化」的なことで、「世界遺産」に落書きした「日本の恥さらし」もしくは「世間をお騒がせした」ことに対する社会的制裁。いつだってそうなのだ…世間を騒がせることには時として過剰な制裁を加えるのが日本なんだ…って他国を知らない私が言っても何の説得力もないんだ。こんな思い込みだけで発言した自分を心から恥じいるばかりだ。
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2008-07-01
■民主・河村氏「民主党代表選に出馬」表明(産経新聞)
民主党の河村たかし衆院議員は30日、9月の小沢一郎代表の任期満了に伴って予定されている党代表選に立候補する方針を表明した。都内で記者団に答えた。消費税減税や議員の世襲化を防ぐ政策など盛り込んだ公約「河村ビジョン」を近く発表するとしている。
我が故郷である名古屋の恥部、河村たかし さんがまた出馬を目論んでいるとか。消費税減税に世襲化防止ねぇ…なんてわかりやすい迎合政策なんでしょう。
■「民主党は庶民の味方にならないといけない」と息巻いているようだが、推薦人が集まらないのお決まりのパターンだろう。こんな人を推薦したら、政治家としての見識を疑われちゃうからな。
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