スーダンPKO

2008-07-01

■正直、どういう状況なのか、よくわかってないんですが…しかも、知ろうという意欲も出てこず、困ったもんですけど。いや、前は気になってる事象ではあったんだ。というわけで、ぺたぺた…

■スーダンPKO 平和構築参加には意義がある(毎日新聞)

 福田首相がこの時期に自衛官派遣を決めたのは、アフリカ支援が重要議題の一つとなる北海道洞爺湖サミットを前に、議長国として平和構築への積極関与の姿勢をアピールする必要があると考えたからだろう。

 併せて指摘しておかなければならないのが、スーダンの石油資源をめぐる中国への対抗である。同国産原油の輸出先は、06年には日本がわずかに中国を抑えてトップだったが、07年は日本の輸入が微減、逆に中国が倍増させて半分以上を占めるに至った。中国はスーダン政府に太いパイプを持ち、今や、ダルフール紛争をはじめスーダン政府に行動を迫る場合、中国抜きには考えられないほど存在感が増している。UNMISへの参加は中国を強く意識したものでもある。

■スーダンPKO―腰が引けすぎていないか(朝日新聞/社説)

 それにしても腰が引けすぎてはいないか。政府によると、派遣するのは国連スーダン派遣団(UNMIS)の、首都ハルツームにある司令部で、連絡調整などの任務にあたる自衛官数人を出すことを検討するという。

 スーダン派遣団には現在、欧米や途上国など69カ国から約1万人の軍隊や警察が派遣され、難民の帰還支援や停戦監視にあたっている。比較的治安がいいとされ、かねて日本の参加を望む声が国連にあったところだ。

 スーダンでは80年代初めから、20年以上にわたって内戦が続いた。05年に包括和平が合意され、国連PKOが派遣された。これとは別に、5年前から西部のダルフール地方でも紛争が続く。住民が政府系の民兵に組織的な迫害を受けるなど人道問題として国際社会の関心が高い。

 スーダンはアフリカでの平和構築を語る時の象徴のような存在でもある。

 それだけに、福田首相や外務省はスーダンPKOへの参加に前向きだった。ダルフールはまだ危険すぎるが、南部ならばという判断だろう。だが、防衛省は治安などを理由にまとまった部隊を出すことに慎重で、結局、少数の司令部要員を出すという今回の折衷策に落ち着いたようだ。

 派遣部隊の安全にこだわる防衛省の立場は分かる。だが、部隊の派遣が既成事実になりかねないとばかりに、調査団を出すことにも消極的だったのはいただけない。

 イラクで活動を続ける航空自衛隊やサマワに駐留した陸上自衛隊に、100%の安全が保障されていたわけではない。憲法上の疑義さえあった。同盟国米国の期待があれば踏み出すのに、国連のPKOとなると「危ないから」といって腰を引くのでは、日本の姿勢が問われる。

 国連の統計によれば、日本は国連PKO予算の17%を負担しているのに、部隊や警察官の派遣数では全体の0.04%の36人。119カ国中の83位だ。武器使用基準の見直しなど防衛省にも言い分はあろうが、首相が「平和協力国家」を唱える国として、これはいかに何でも少なすぎないか。

 へー、朝日のポジションってそうだったのか。

■「同盟国米国の期待があれば踏み出すのに、国連のPKOとなると『危ないから』といって腰を引くのでは、日本の姿勢が問われる。」…なんてのは、朝日らしくてニヤニヤするけども。もちろん「危ないから」が理由ではなく、毎日によれば、「外交戦略に巻き込まれることへの警戒感があった」らしいけど…

 防衛省・自衛隊には今回のUNMIS参加に消極論があった。その中心は現地の治安問題だが、背景には、資源をめぐる外交戦略に巻き込まれることへの警戒感があった。外交戦略で国益を念頭に置くのは当然としても、自衛隊派遣を対中戦略や資源獲得戦略に直接絡めれば、平和構築活動への参加を矮小化し、ひいては派遣自体の正当性を危うくすることになるのは間違いない。

■読売・産経がなかったのは残念。赤旗はどう伝えてるのかと思ったが…

■スーダンに自衛官 - 首相、国連総長に派遣表明

 当初、政府は陸上自衛隊の部隊派兵を検討してきましたが、治安情勢などから断念しました。しかし、福田首相は五月末、来日したスーダンのバシル大統領に施設部隊派兵を打診しており、今後も派兵の可能性を探るものとみられます。

 UNMISは二〇〇五年三月に、軍事行動も規定する国連憲章第七章に基づく安保理決議一五九〇により設立が決定。二十年を超える内戦が続いてきた同国の南北包括和平合意(同年一月)の履行支援などを任務にしています。今年五月末現在で、約八千七百人の軍兵士をはじめ、合計約九千九百人の要員が活動しています。外務省も職員一人を派遣しています。

 政府は、自衛隊派兵の要件となる停戦合意などのPKO五原則を満たすことができると判断していますが、UNMISの活動で、四月末現在で三十五人の死者が出ています。

 危険だから「派兵」するのは止せ、ってニュアンス?

【追記 2008/07/02】
スーダンPKO 部隊活動の範囲を広げるには(読売社説)

 陸自のPKOは従来、輸送などの後方支援や、道路修復などの人道復興支援、停戦監視に限られていた。将来的には、陸自の活動の範囲を広げ、例えば警護任務などを担えるようにすることを検討していいのではないか。

 その場合は当然、新たな法律が必要となる。同時に、先延ばしし続けてきた武器使用基準の緩和にも取り組むべきだ。

 正当防衛などに限定されている現行基準では、隊員の安全に不安が残る。任務遂行目的の武器使用を認めている国際標準並みにすることが欠かせない。それを実現するのは、政治の責任である。

スーダンPKO 非常識な派遣原則見直せ(産経社説)

 PKO協力法は自衛隊派遣の原則として(1)停戦合意(2)受け入れ国同意(3)中立性確保(4)以上が満たされない場合の業務撤収(5)最小限度の武器使用-を定めている。

 とくに武器使用は要員の生命などの防護のためと限られ、国連の行動基準である任務遂行を妨害する行為を排除する権限が許されていない。この結果、自衛隊は不法行為を抑止できず、一緒に行動する他国軍隊と同じ任務ができない-などの制約を受けている。

 日本のPKOへの自衛官派遣は現在51人だ。トップのパキスタン(1万597人)や中国(1981人)に比べ、圧倒的に少ない。世界117カ国中83位、主要8カ国(G8)で最下位なのは、派遣5原則が適用できるPKOが見あたらないためでもある。

 例えば、スーダン西部のダルフール地域で展開中のPKO「国連・アフリカ連合合同部隊(UNMID)」については紛争当事国間の停戦合意がなく、自衛隊は参加できない。

 首相は国連事務総長に対し「平和協力国家として包括的貢献を行う」と語った。そう明言した以上、首相は国際社会の共同行動に名実ともに参加できる「恒久法」を早急に制定する責務がある。

 自衛隊が友軍を助けられないという非常識な事態を見直すよう求めた首相の私的諮問機関の報告書にも正面から向き合うべきだ。

 やはり、そうきますか。

エロ拓と「百害あって利権あり」騒動

2008-06-28

山崎氏、ボロクソ 安倍外交は“犬の遠ぼえ”(スポニチ)

 自民党の山崎拓前副総裁は28日、テレビ西日本(福岡市)の番組で、北朝鮮への「圧力」を重視した安倍晋三前首相の在任中の外交姿勢について「結果が出ていないことは事実。犬の遠ぼえ的なところがあった。小泉純一郎元首相のように直接乗り込んで交渉しなければ駄目だ」と批判、対話の必要性を強調した。

 同時に「安倍氏には核問題の視点が欠けている。北朝鮮の核兵器が日本に向けて発射されると壊滅状態になる。日本国民は核問題の重要性をもっと強く意識しないといけない」と指摘。北朝鮮の核計画申告に関しては「核兵器や濃縮ウランの記述がない。次の段階に移る中で2つの問題が解決されなければ完全放棄とは言えない」と述べた。

 さすがエロ拓、いいこと言いますね。「安倍氏には核問題の視点が欠けている」ねぇ…。ま、拉致問題の方が自分を誇示できるしね。その点、核問題は利用価値がないんでしょう。

■まぁ、拉致問題の解決は体制が変わらない限り無理なんじゃないかと思うが、少なくとも、制裁してりゃ解決するってなもんではないでしょう。んなわけで、粘り強く交渉をした方がマシってもんだ。

■ま、「テロ支援国家」の指定が解除され(何をもって「テロ支援国家」と呼び、何が変化したから解除されるのかも不明だが)、「拉致問題」がこのまま置いてきぼりにされるという懸念は当然で、注視していかなければならないが。って、「体制が変わらない限り無理」なんて言ってる人間が置き去りにされることを許すんだ…少しは反省しろよ。

■対北テロ指定解除 「拉致」進展へ制裁堅持を(産経新聞・社説)

 日朝国交正常化を重視するグループの中には、安倍前内閣の対北圧力重視策が拉致問題を膠着せたという見方がある。だが、万景峰号の入港禁止措置を含む経済制裁や朝鮮総連の関係団体に対する取り締まり強化は、確実に北のダメージとなってきた。それが今回の日朝協議で、北が「拉致問題は解決済み」としてきた従来の態度を変えた一因になっている。

 ふーん。安倍さんの退場が態度を変えた主因だと思ってたけど。

■参考:安倍氏「山崎氏は百害あって利権あり」 北制裁解除めぐり」(産経2008.6.18)

 自民党の安倍晋三前首相は18日、都内のホテルで講演し、超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」(会長・山崎拓元自民党副総裁)が北朝鮮への制裁解除と対話路線への転換を主張していることについて、「国会議員が、交渉を行っている政府よりも甘いことを言ってしまったのでは、政府の外交交渉能力を大きく損なう。百害あって一利なしだ」と述べた。

 また、山崎氏が安倍氏の発言を「幼稚な考え」と述べたことに対しては「(山崎氏は)日本語能力がないのではないか」とこき下ろした上で「百害あって利権ありと言いたくなる。国会議員は国益を考えて行動すべきだ」と強く批判した。

 日朝実務者協議で北朝鮮が日本人拉致問題の再調査を表明したことに関しては「北朝鮮には何度もだまされてきた。今回はそうならないよう気を引き締めて対応する必要がある」と警鐘を鳴らすとともに、米国による北朝鮮のテロ支援国家指定解除に向けた動きついて「拉致問題に取り組むためのテコを失うことになる」と牽制した。

 で、エロ拓さんに具体的にどういう「利権」があるのか、安倍さんに聞いてみたいなぁ。よもや根拠もなく言うわけもないから、すごい利権があるに違いないだ。「エロ拓の利権」である…それはきっと「喜び組」的なアレなんじゃないだろうか。

コンビニ深夜規制

2008-06-26

■洞爺湖サミットってのは、環境問題がテーマになるらしい掲げるらしい。んで、点数を稼いでおこうっていう思惑があるんかは知らんが、コンビニ規制なるものが、ちょい前から言われてきたが…

■コンビニ深夜規制より大切な事がある(日本経済新聞社説)

 ~
CO2削減は重要だ。ただし深夜営業休止は象徴的な意味があるとしても問題解決にはならないだろう。
 ~
 これに対しコンビニなどが加盟する日本フランチャイズチェーン協会が反論している。仮に朝7時から夜11時までの16時間営業に変更しても冷蔵庫は稼働し続ける。さらに深夜の配送を道路が込む昼間に移すため物流でのエネルギー消費が増え、差し引きの二酸化炭素削減は4%程度にとどまるとしている。

 経済のサービス化で夜間に働く人は増えている。コンビニ、スーパーやレストランが営業時間を広げたのは生活者の要望にこたえた結果であり、逆ではない。 07年度に女性が身の危険を感じコンビニに駆け込んだ例が1万3000件あり、その半数は深夜だった。公共料金の支払いや宅配便まで含め、コンビニは生活に不可欠なインフラになっている。

 こうした利便性を捨てさせるほどの効果が深夜閉店にあるか、自治体は慎重に判断すべきだ。1970年代の石油危機で、やはり省エネ効果の薄いネオンサインが標的になり繁華街の明かりが消えた。コンビニ閉店の影響はネオンの比ではない。深夜規制ばかりが注目され、CO2削減に向けた本筋の取り組みがおろそかになるようでも困る。仮に温暖化対策を口実に小売店間の競争を制限することになるとすれば論外だ。

 流通業界も一層の努力がいる。かつて多頻度小口配送が渋滞などを引き起こすと指摘されたのに対しては異なるメーカーの商品を一括配送するなどの仕組みで応えた。セブンイレブンでは創業のころ1つの店に1日70台の配送車が来ていたが、いまでは先進的な地区では1日8台に減らした。需要予測の精度を高め無駄な発注や廃棄物を減らす、省エネ効果の高い店舗機材を開発するなど工夫の余地は大きい。こうしたノウハウは今後の海外展開にも役立つ。環境対策は縮み志向ではなく、競争力を向上させる方向で考えたい。

 「環境対策は縮み志向ではなく」ってのはまさに。前にも、テレビの深夜放送を自粛要請ってなことがあったけど、なんか馬鹿げてる。「コンビニ、スーパーやレストランが営業時間を広げたのは生活者の要望にこたえた結果であり、逆ではない」んであってね。なんでもかんでも「エコ」でねじ伏せるやり方には賛同できないな。

■コンビニ「24時間」廃止論 「気休めエコ」なのか(J-CAST:テレビウォッチ > ワイドショーウォッチ > スッキリ!!)

<温暖化対策>
コンビニ:「夜11時から翌朝7時まで閉店してもCO2削減は、日本全体の0.009%」
自治体:「時間短縮でCO2削減、省エネを推進」

<経営や雇用への影響>
コンビニ:「売り上げ20%程度の減少、失業者の大量発生」
自治体:「夜間の人件費削減」

<防犯対策>
コンビニ:「深夜コンビニに駆け込む女性が1万3000人(07年)いて交番の代替機能」
自治体:「深夜徘徊など青少年の非行につながるおそれ」

 まぁ、「交番の代替機能」ってのは、そりゃそういうこともあるだろうとは思うけど、1万3000人ってほんとかよ。多すぎじゃね?

■全体の0.009%かぁ…確かに「深夜営業休止は象徴的な意味があるとしても問題解決にはならない」(日経社説)んだろうね。じゃぁ、何が問題解決になるのか…「我々、一人一人の意識が変わらなければ…」などと言ってもむなしいだけだから、こういうしょーもない規制論議が起きるんだろう。

「死に神」鳩山邦夫

2008-06-20

■朝日「死に神」報道に法相激怒 「死刑執行された方に対する侮辱」(朝日新聞)

 今月17日に宮崎勤死刑囚(45)ら3人の死刑執行を指示した鳩山邦夫法相を、朝日新聞が18日付夕刊で「死に神」と報道したことについて、鳩山法相は20日の閣議後会見で、「(死刑囚は)犯した犯罪、法の規定によって執行された。死に神に連れていかれたというのは違うと思う。(記事は)執行された方に対する侮辱だと思う」と強く抗議した。

 「死に神」と鳩山法相を表現したのは、18日付朝日新聞夕刊のコラム「素粒子」。約3年の中断を経て死刑執行が再開された平成5年以降の法相の中で、鳩山法相が最も多い13人の死刑執行を行ったことに触れ、「2カ月間隔でゴーサイン出して新記録達成。またの名、死に神」とした。
 会見で、鳩山法相は「私を死に神と表現することがどれだけ悪影響を与えるか。そういう軽率な文章を平気で載せる態度自身が世の中を悪くしていると思う」と朝日新聞の報道姿勢を批判した。

 法律に基づいて死刑執行をしてるのに、「死に神」呼ばわりされちゃぁたまんないよ、っていう思いがあるんだろう。まぁ、新聞としちゃぁ適切な表現ではないとは思うけど、死刑囚からすりゃ、「侮辱」というよりは「代弁」なんじゃないか。だって、法相がサインしなきゃ死刑執行されないわけで、その観点からすれば、鳩山法相はもれなく「死に神」なのだ。

■こんなことを言われたくないから「ベルトコンベヤーと言ってはいけないけど、順番通りなのか乱数表なのか分からないけど、自動的に客観的に進む方法を考えてはどうか」なんて鳩山法相は言ったんだろうね。いや、むしろ逆で、こんなことを言ったがゆえに「死に神」呼ばわりされるのかもしれないが。

■ってか、こんなことを言っちゃう法務大臣に「執行された人への侮辱」うんぬんを言われたかねぇーよぉ。いずれにせよ低次元な話で、死刑制度の是非に議論がおよぶことは無い模様…

参考:素粒子(朝日新聞・夕刊 2008年06月18日)

  永世名人 羽生新名人。勝利目前、極限までの緊張と集中力からか、駒を持つ手が震え出す凄み。またの名、将棋の神様。
    × ×
  永世死刑執行人 鳩山法相。「自信と責任」に胸を張り、2カ月間隔でゴーサイン出して新記録達成。またの名、死に神。
    × ×
永世官製談合人 品川局長。官僚の、税金による、天下りのためのを繰り返して出世栄達。またの名、国民軽侮の疫病神。

【追記:2008年06月22日】朝日素粒子記者吐露「風刺コラムは難しい」(スポニチ)

 死刑執行の件数をめぐり鳩山邦夫法相を「死に神」と称した朝日新聞夕刊1面のコラム「素粒子」が21日の夕刊で「表現の方法や技量をもっと磨かねば」と記した。

 18日に「死に神」と掲載して以降、朝日新聞社には「死に神とはふざけすぎ」などと1000件を超える抗議があったとした上で「法相のご苦労や、被害者遺族の思いは十分認識しています。それでも、死刑執行の数の多さをチクリと刺したつもりです」と言及。さらに「風刺コラムはつくづく難しいと思う。法相らを中傷する意図はまったくありません」との見解を示した。

 一方、法相の兄で民主党の鳩山由紀夫幹事長はこの日、兵庫・加古川市で講演し、「弟は死に神ではない。私は“死に神の兄”と言われたくはない」と擁護した。

■鳩山法相、朝日の釈明は「政治家の言い訳」(サンケイスポーツ2008.6.25)

 鳩山邦夫法相(59)は24日午前の記者会見で、自らを「死に神」と表現した朝日新聞が21日掲載した釈明コラムについて「政治家がよくやる言い訳に似ている。新聞社も政治的な言い訳を学んだのか。見苦しい言い訳をしない政治生活を送りたい」と皮肉った。

橋下知事:自衛隊研修

2008-06-19

■橋下知事「一緒に自衛隊体験入隊を」幹部「死んでしまう」(朝日新聞)

 「一緒に体験入隊しましょう」――。自衛隊への職員の体験入隊に意欲を見せた大阪府の橋下徹知事は17日午後、部長会議で副知事や部長ら幹部19人に体験入隊を呼びかけた。「チーム力、団結力を養い、次の一手に備えたい」と誘ったが、幹部は「死んでしまう」と弱り顔だ。

 部長会議は非公開。参加した複数の幹部によると、橋下知事が職員研修に自衛隊の体験入隊を利用できないかと切り出した。人事担当の部長が「抵抗のある職員もいる」と否定的な見解を示すと、代わりに「このメンバーで8月にでも泊まり込みの体験入隊ができないか、検討してください」と提案したという。

 ある部長は会議後、「60歳近くの人もいる。この年で真夏に訓練をすれば死んでしまう」。別の部長は「我々はそんなに団結力がないと思われているのか」とぼやいた。

 橋下知事はこの日朝、陸上自衛隊信太山駐屯地(同府和泉市)を視察し、「あいさつや姿勢などを学ばせたい」と語り、職員の体験入隊を検討する意向を示していた。

 あいさつや姿勢が学べるかどうかは極めて疑問だけども、間違いなく団結力は高まるよ…「橋下憎し」で。 共通の敵を作れば結束して対処しようとするものです。子どもが手っ取り早く友達を作る方法は、気に入らない奴を見つけて悪口を言うことだ。

■もひとつ…橋下さんの話題。

■橋下知事のTV出演料 非公務126万円、公務30万円(朝日新聞)

 大阪府の橋下徹知事は18日の記者会見で、知事就任後の2~3月分のテレビ出演料を公開した。22番組に出演し、公務外として「SMAP×SMAP」「たかじんのそこまで言って委員会」など3番組に出演、計126万円の出演料を得ていた。公務としたのはニュースを中心にした19番組で謝礼金計30万3332円を得ていた。

 公開対象は知事に就任した2月6日から3月31日までのニュースやバラエティーなど22番組。公務での出演に対する謝礼金はテレビ局の判断で支払われ、橋下知事の個人収入にしたという。

 公務で謝礼金を得ていることについては「公務でも社会的儀礼の範囲で謝礼金が発生する。政治家といわれる人たちは公務で(テレビに)出て謝礼が発生している。府民の理解が得られなければ説明していく」と強調。出演料や謝礼金の使途については「公表はしないが、生計にあてる考えはない」と述べ、政治活動に使う考えを示した。

 橋下知事の出演料は、府の公式ホームページ上のサイト「知事のテレビ出演料等について」で閲覧でき、今後も半年ごとに公開するという。

 橋下知事はこれまでに、報道番組の出演は公務、バラエティー番組は公務外とし、情報番組は内容で判断するとの基準を示している。

 「我々は人件費がカットされ、兼業も禁止されているが、知事はテレビに出ている」と職員もやっかみたくもなる?